流山市には、保育士向けの市独自の支援制度が複数あります。給与への上乗せ、宿舎の借り上げ支援、保育所入所時の加点です[1]。それぞれ対象や金額が決まっており、年度ごとに見直しがおこなわれます。
※本ページの市独自制度は、2026年8月27日に流山市公式サイトで確認した内容を引用しています。制度は年度ごとに見直される場合があるため、応募時には流山市役所 こども未来部保育課(電話:04-7150-6124)または各保育施設に最新条件をご確認ください。
制度の背景
つくばエクスプレスの開業以降、流山市は子育て世帯の転入が続いており、保育施設の新規開設が相次いでいます。保育需要の拡大に対して、市は保育士の確保のために独自の支援策を用意しています。
流山市の保育士処遇改善はいくら?
特例保育士処遇改善事業について、流山市公式サイトには次のように記載されています[1]。
保育施設に直接雇用され、そこで働く正規保育士または準保育士に、施設からの給与とは別に、下記の給与上乗せ額が流山市から補助されます。(市から各保育施設に補助金を交付し、各保育施設から手当として支給されます。)
正規保育士:月額43,000円 準保育士:月額20,000円
※各保育施設によって取扱いが異なる場合があります。
※上記内容について、年度ごとに見直しをおこなっています。
流山市の家賃補助はいくらまで出る?
保育士宿舎借り上げ支援事業について、流山市公式サイトには次のように記載されています[1]。
流山市内の保育施設が、勤務する保育士のために宿舎(アパート等)を借り上げた場合に、経費の一部を補助します。(各保育施設へ補助金として支給します。)
※各保育施設によって取扱いが異なる場合があります。
補助金額:賃借料から保育士の本人負担額を差し引いた事業者負担額と補助基準額(75,000円)を比較して、いずれか少ない額に4分の3を乗じた額を補助する。
対象期間:保育士が法人の借り上げた宿舎に入居している期間で、採用されてから5年を限度とする。
*ただし、本市が国の「保育士宿舎借り上げ支援事業」の対象となる期間に限り補助するものであるため、5年間の補助を確約するものではない。
この補助金は保育施設に対して支給されるものであり、保育士個人の口座に直接振り込まれる性質のものではありません。
過年度から継続して制度を利用している方には、採用年度に応じた経過措置があります。対象期間を含む最新条件は流山市公式サイトまたは保育課にご確認ください。
保育士が子どもを預ける場合の入所の優先度
保育所入所の優先度について、流山市公式サイトには次のように記載されています[1]。
父又は母が保育士資格を有しており、市内の認可保育施設の保育士として勤務している場合、そのお子様を市内の保育所に入所申請する場合、加点があります。調整指数:+14点
千葉県の返還免除付き貸付制度
流山市独自の制度に加えて、一定の要件を満たす方は千葉県の貸付制度も利用できます。いずれも貸付であり、定められた期間継続して保育業務に従事した場合に返還が免除されます[4]。
潜在保育士などの就職準備金
千葉県公式サイトには、次のように記載されています[4]。
【貸付額】
40万円以内(1回限り)。
【返還免除】
県内の保育所等で2年間継続して児童の保護等に従事した場合、貸付金の全額が返還免除となります。
子育て中の保育士に対する保育料の一部貸付
千葉県公式サイトには、次のように記載されています[4]。
【対象者】
未就学児をもつ保育士で、県内の保育所等に新たに勤務する方や産休・育休から復帰する方。
【貸付期間・貸付額】
1年間。保育料の半額(ただし、月額2万7千円以内)。
【返還免除】
県内の保育所等で2年間継続して児童の保護等に従事した場合、貸付金の全額が返還免除となります。
保育士を目指す方の修学資金
千葉県公式サイトには、次のように記載されています[4]。
【貸付期間・貸付額】
指定保育士養成施設に在籍する期間。月額5万円以内(総額120万円以内)。
また、本人の希望により入学準備金(20万円以内)や就職準備金(20万円以内)などの加算をすることができます。
貸付制度はいずれも要件があり、連帯保証人が必要です。申請前に千葉県社会福祉協議会へ最新条件をご確認ください。
流山市の主要駅・エリアから見る働き方
流山市内には複数の鉄道路線が通っています。求人を確認するときは、特定の駅だけでなく、利用できる路線や通勤時間を基準に複数の駅周辺を見比べると選択肢を広げやすくなります。
流山おおたかの森駅周辺
つくばエクスプレスと東武アーバンパークラインを利用できます。駅直結の商業施設があり、買い物・外食・映画館などが徒歩圏内に揃っているため、勤務後の生活動線をまとめやすいエリアです。
南流山駅周辺
つくばエクスプレスとJR武蔵野線を利用できます。流山おおたかの森駅と南流山駅には「駅前送迎保育ステーション」が設置されており、朝に預けられた子どもを各保育施設まで送迎する仕組みがあります。[2]
初石駅周辺
東武アーバンパークラインを利用できる駅です。流山おおたかの森駅周辺だけでなく、初石駅周辺の求人もあわせて確認すると、通勤経路や勤務先の選択肢を比較できます。
鰭ヶ崎駅・平和台駅周辺
鰭ヶ崎駅と平和台駅は流鉄流山線の駅です。南流山駅周辺を含めて各求人の所在地と最寄り駅を確認し、自宅からの通勤時間を比較することが大切です。
保育施設の状況
流山市は、認可保育園の数を2012年の17園から2022年には77園まで増やしてきました。[3]人口増加のスピードに合わせて保育施設の新設が続いており、2020年度から数年間は待機児童ゼロを達成していたとする報道もあります。[3]
ただし、これらの数値は市の最新の公式発表と時点がずれている可能性があります。現在の保育施設数・待機児童状況の最新情報は、流山市の公式サイトまたは市役所保育課(04-7150-6124)でご確認いただくことをおすすめします。
保育施設が増えているということは、それだけ保育士の採用ニーズも継続的にあるということでもあります。新設園・増設園では、経験者だけでなく未経験可の求人が出ることも珍しくありません。
流山市で働く上でのポイント
- 複数の路線から検討できる:つくばエクスプレス、JR武蔵野線、東武アーバンパークライン、流鉄流山線の各駅周辺を見比べることで、通勤経路に合う勤務先を探しやすくなります。
- 新設園では職員体制も確認する:開園から日が浅い園では、保育方針や園内ルールがまだ固まりきっていない場合もあります。見学・面接の際に、保育理念や職員体制について具体的に質問しておくと、入職後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 市の支援制度はエリアを問わず対象:処遇改善・家賃補助といった流山市独自の支援制度は、特定の駅周辺に限らず市内の対象施設であれば利用できます(詳細は本ページ内の各セクションを参照)。

